- ストリートアートに特化した映画を探している
- グラフィティやストリートカルチャーを深く理解したい
- ストリートアーティストを題材にしたドキュメンタリーを見たい
- 自分の創作活動のための刺激を受けられる映画を見たい
- ストリートアートの歴史や背景を学びたい
- 映画を通じて新しいアーティストを発見したい
ストリートアートの世界は法律を犯している場合が多いです。そのため、テレビやSNSを見ているだけでは、なかなか知りたい情報やストリートアートへの深い理解は得られないでしょう。
映画なら、ストリートアートのリアルを感じることが出来ます。もちろん映画で全てを理解できるわけではありません。しかし、この記事で紹介する映画を見れば、テレビやSNSを見たり美術館に行くだけでは、わからない情報を知ることが出来ます。
配信で見ることができる作品もありますが、DVDを購入しなければ見れない映画もあります。
<このきい意地で紹介する映画一覧>
- インサイドアウトサイド
- イグジットスルーザギフトショップ
- アンディ・ウォーホル・ダイアリーズ
- PIECE BY PIECE(ピースバイピース)
- DITHERS(ディザーズ)
- ボム・ザ・システム
- Style Wars(スタイルウォーズ)
- Wild Style(ワイルド・スタイル)
インサイドアウトサイド

様々なストリートアートの手法やアーティストを知ることができる最高のドキュメンタリー映画
この映画で「ZEVS」のファンになっった人は、多いのではないだろうか。
複数のアーティスト1人ひとりにインタビューしながら実際に活動を見ていく構成になっています。有名アーティストのボムや制作シーンを見ることができるので見応え抜群です。これ見せちゃっていいの?と言うレベル
詳しいレビューは別記事で解説しています。
こんな人にオススメ
- 自分の創作活動のための刺激を受けられる映画を探している
- アーティストの思考やアイデアに興味がある
- 色んな有名アーティストを知りたい
映画詳細
作品名 | INSIDE OUTSIDE |
上映時間 | 57分 |
制作国 | デンマーク |
制作年 | 2005年 |
音声 | 日本語なし |
字幕 | 日本語あり |
ジャンル | ドキュメンタリー |
イグジットスルー・ザ・ギフトショップ

バンクシーが制作した映画でMr.ブレインウォッシュという今では、美術館を作るほど有名になった現代アーティストがどのように有名になったかを描いたドキュメンタリー映画。
序盤はシェパード・フェアリーやインベーダー、ZEVSなど有名アーティストの活動記録のようなものを見ることができます。後半はストリートアートを好きになったとある男(後のMr.ブレインウォッシュ)がバンクシーの助言を受け、ストリートアーティストになっていく姿を追う形となっています。
DVDに収録されている特典映像も豪華で、バンクシーがステンシルアートではなく、NYスタイルのグラフィティをやっていた時代の事などをバンクシーより上の世代のアーティストが話してくれています。
▼映画の魅力やあらすじを知りたい人はこちら
>>イグジットスルー・ザ・ギフトショップのレビュー
こんな人にオススメ
- バンクシーが好き
- バンクシーにいついてもっと知りたい
- アパレルブランド「OBEY」が好き
- Mr.Brainwash(ミスターブレインウォッシュ)について知りたい
映画詳細
作品名 | イグジットスルー・ザ・ギフトショップ |
上映時間 | 87分 |
制作国 | イギイリス アメリカ |
公開 | 2010年1月24日 |
音声 | 日本語なし |
字幕 | 日本語あり |
ジャンル | ドキュメンタリー |
アンディ・ウォーホル・ダイアリーズ
ポップアートの巨匠として知られる「アンディウォーホル」
こちらはアンディーウォーホルが死ぬまでを描いたドキュメンタリーです。こちらは映画ではなく、60分ほどのエピソードが6つあるドラマです。
アンディーウォーホルはキース・ヘリングやミスターブレインウォッシュなど様々なアーティストに影響を与えています。
こんな人におすすめ
- 偉大なアーティストについて深く知りたい
- 創作活動のための刺激が欲しい
アンディ・ウォーホル・ダイアリーズどこで見れる?
Netflixで見ることが出来ます。
映画詳細
作品名 | アンディ・ウォーホル・ダイアリーズ |
上映時間 | 6話 |
音声 | 日本語なし |
字幕 | 日本語あり |
ジャンル | 伝記ドキュメンタリー |
DITHERS(ディザーズ)

アンダーグラウンドのストリート・グラフィティから始まり、現在では世界のアート・シーンやグラフィック・デザイン、広告、ファッション業界などでも欠かすことのできない存在となっている約30名のアーティスト達の作品や制作現場/スタジオ、インタビューなどをドキュメンタリー形式で収録。
BIGFOOTやシェパードフェアリーなど日本でも知られるアーティストも多数登場します。
個人的にシェパードフェアリーが街にステッカーを貼ったりでかいポスターを貼ったりしている映像が興奮しました。
デザイナーやアートワークの提供などで既に名前が売れているアーティストが出演しているため、イリーガルな活動だった人もほぼ全員顔出しでインタビューを受けています。
こんな人にオススメ
- グラフィティなどイリーガルで成功したアーティストを知りたい
- 大手ブランドと仕事をしているライターを知りたい
- デッキのデザインに関心があるスケーター
- グラフィティライターの実際の映像が見たい
スケボー関連のデザインやスケボーカンパニーと関係が深いアーティストも登場するのでスケーター、特にスケボーデッキのデザインが好きな人にもオススメです!
映画詳細
作品名 | DITHERS(ディザーズ) |
上映時間 | 3時間40分 |
発売日 | 2004年09月24日 |
音声 | 日本語なし |
字幕 | 日本語あり |
ジャンル | ドキュメンタリー |
- たっぷり3時間越えの収録内容
- DVD二枚組
PIESE by PIESE

サンフランシスコのグラフィティライターにインタビューしていくドキュメンタリー。
グラフィティを書き上げていく映像も豊富で視覚からも多くのことを吸収できる映画です。ニューヨークではなくサンフランシスコのグラフィティ・シーンを年代順に追っているためワイルドスタイルやスタイイルウォーズとは違った雰囲気のグラフィティいシーンを感じることが出来ます。グラフィティのスラングがよく知られているモノと少し変わっているところがあるのが新鮮です。
TWIST(バリーマッギー)やフューチュラなどレジェンドも多く登場します。
注意点
内容は面白いですが、日本語字幕の精度が低いです。時々字幕の日本語がおかしいため見ずらいと感じるかもしれません。
こんな人にオススメ
- マニアックな作品をみたい
- ニューヨーク以外のグラフィティシーンに興味がある
映画詳細
作品名 | PIESE by PIESE |
上映時間 | 78分 |
音声 | 日本語なし |
字幕 | 日本語あり |
ジャンル | ドキュメンタリー |
ボム・ザ・システム

数少ないグラフィティに特化したドラマ形式の映画
ニューヨークのグラフィティライター達の考え方やポリシー、警察の動き、当時のグラフィティ界の雰囲気を感じることができる映画です。フィクションだからこそ写せる部分も多く、グラフィティライターのリアルな生活を知ることが出来ます。ストーリーが面白いので多くの人に楽しんでもらえる映画です。
詳しいレビューは別記事で解説しています。
こんな人にオススメ
- グラフィティに特化した作品を見たい
- グラフィティカルチャーを深く知りたい
- ライターの思考を知りたい
- 90年代映画が好き
- ドキュメンタリーは嫌い
映画詳細
作品名 | ボム・ザ・システム |
上映時間 | 91分 |
年齢制限 | 15歳以上 |
制作国 | アメリカ |
初公開 | 2002年12月 |
音声 | 日本語なし |
字幕 | 日本語あり |
ジャンル | フィクション ドラマ |
Style Wars(スタイルウォーズ)

グラフィティ、HIPHOPが生まれ、若者たちの熱量を感じられるドキュメンタリー映画。
80年代のトレインボム全盛期からトレインボムが激減していく様子も見ることが出来るため、グラフィティファンは見逃せない作品です。
本編では、若い頃のレジェンドアーティストが登場しており、特典映像では、当時のことを振り返るインタビューも収録されています。グラフィティを中心にラップやダンスなどにも触れられています。
こんな人にオススメ
- グラフィティ初期の生の映像を見たい
- グラフィティの歴史を知りたい
- 80年代のアメリカが好き
ストリートアートに関心があるなら絶対に見ておくべきです。
スタイルウォーズが見れる配信サイト
AbemaTVで視聴可能です。その他の配信サービスでは、見ることが出来ません。
楽天市場やアマゾンでDVDを購入することが出来ます。
映画詳細
作品名 | Style Wars(スタイルウォーズ) |
上映時間 | 70分 |
制作国 | アメリカ |
制作年 | 1983年 |
音声 | 日本語なし |
字幕 | 日本語あり |
ジャンル | ドキュメンタリー |
Wild Style(ワイルドスタイル)]

グラフィティやHIPHOPの映画としてスタイルウォーズと並び、高い評価を得ている作品。
ワイルドスタイル は、グラフィティを含むヒップホップカルチャーが世界に広まるきっかけとなった映画だと言われています。
1人のグラフィティライターがストリートで自由に表現することと依頼されて書くことに思い悩む姿が描かれています。この映画は、フィクションですがグラフィティを軸に80年代のHIPHOPを感じられる作品です。
こんな人にオススメ
- HIPHOPやグラフィティの始まった時代を知りたい
- ドキュメンタリーが苦手
ストリートアートに関心があるなら絶対に見ておくべきです。
ワイルドスタイルが見れる配信サイト
AbemaTVで視聴可能です。その他の配信サービスでは、見ることが出来ません。
楽天市場やアマゾンでDVDを購入することが出来ます。
映画詳細
作品名 | Wild Style(ワイルドスタイル) |
上映時間 | 82分 |
制作国 | アメリカ |
公開日 | 1983年11月23日 |
音声 | 日本語なし |
字幕 | 日本語あり |
ジャンル | ドラマ |
ストリートアートの映画は見つけづらい
多くのストリート関係の映画は海外で作られているため、映画の存在を知ること自体が難しいです。
ストリートアートの映画を紹介していたとしても多くの場合は「スタイルウォーズ」や「ワイルドスタイル」「イグジットスルー・ザ・ギフトショップ」の3つをオススメされるだけだと思います。この記事では、「もっと知りたい」、「もっと他のストリートアートの映画を見たい」と思っている人向けにマニアックな映画も紹介しました。
主要な3つの映画を見ていない人は、ひとまず「スタイルウォーズ」や「ワイルドスタイル」「イグジットスルー・ザ・ギフトショップ」の3つを配信サイトなどを利用してみてください。マニアックな作品を見いたい人は、ネット通販でDVDを購入するか、メルカリなどで中古のDVDをゲットしましょう。
記事を読んでくれた人の中で、「これもオススメだよ」と言うものがある人は是非コメントで教えてください。

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