ニューヨークのグラフィティーシーンを中心とした映画「ボム・ザ・システム」
この映画は、ドキュメンタリーではありませんが90年代のニューヨークのストリート事情やグラフィティライターとしての人生を感じることができる映画です。
イリーガルなグラフィティに興味がある人におすすめの映画です。
ニューヨークのグラフィティライター達の考え方やポリシー、警察の動き、当時のグラフィティ界の雰囲気を感じたい人は是非ボム・ザ・システムを見てみてください。
映画ボム・ザ・システムのあらすじ
ニューヨークに暮らす19歳の青年アンソニー。「ブレスト」の愛称で知られる彼は、地元で最高の評価を受けているグラフィティ・ライター。スプレーを使って、仲間と共に夜な夜な街に繰り出しては、ストリートの壁という壁にボムを繰り返す。そんな彼らの天敵がニューヨーク市警の“ヴァンダル・スクワット”と呼ばれる落書き取締り班の男たち。
ブレストとその仲間との生活やヴァンダル・スクワットとの対立が描かれている。
ボム・ザ・システムの魅力・おすすめポイント
- どこで何をして遊んでいるのか
- いつ書いているのか
- どんな風に壁に書くのか
- どんなことで他のライターと揉めるのか
- ダサいライターについて
- ライターそれぞれの目標
- 警察の動き方
など
- 当時のライターや若者の生活やニューヨークのストリート事情が再現されている点は、おすすめポイントの1つです。
19歳の少年達の葛藤やマリファナ、セックス、警察との対立など映画として十分に見応えがあります。
詳しくは言わないですが、きちんとオチもあるので、見終わった時に「で?どゆこと?」みたいな残念な気持ちにならずに済みます。
多くのグラフィティ映画はドキュメンタリーかグラフィティが中心ではないストーリーのどちらかの場合が多いです。
一方、「ボム・ザ・システム」はグラフィティが中心となっていて、グラフィティをプレイヤー目線で見せています。資料映像っぽくなくグラフィティの世界を覗けるため、グラフィティ好きにはたまらない作品です。
ボム・ザ・システムの印象に残っているシーン
映画の中でラック(グラフィティに使うツールを盗むこと)について非常に印象的で衝撃的な言葉がありました。
その時の台詞は以下です。(日本語字幕)
「スプレー泥棒は、俺らが唯一道具をゲットする方法だ。
金で買うやつは偽物だ、絵に心が入らない、スプレーはパクる。」
ボム・ザ・システム
ベルトンのスプレー缶20本近くを豪快に盗むシーンで上記の解説が入ります。
「金で買うやつは偽物だ」ってそんな感じだったんだ!とすごく衝撃的でした。
80年代や防犯カメラの普及率が低い時代は「スプレーを買うやつは偽物」と言う風潮は強かったのかもしれません。
現在では、不可能に近いというか、グラフィティだけでもリスクが高いのに万引きまでしていたらグラフィティどころではない気がしてしまいます。
※スプレー缶を盗むのは当然犯罪なので絶対に真似しないでください。
ボム・ザ・システムの低評価ポイン
- インディーズの映画っぽさがある
良くも悪くも2000年代初期の映画っぽさがあります。窪塚洋介や長瀬智也が出演しているドラマ「IWGP(池袋ウエストゲートパーク)」っぽい画質と画面の切り替わり方だなと思いました。
演技や演出、構成はきちんとしているため、集中してみることができます。何かが気になって話が入ってこないと言うこともありません。
作品情報
作品名 | ボム・ザ・システム |
上映時間 | 91分 |
年齢制限 | 15歳以上 |
制作国 | アメリカ |
初公開 | 2002年12月 |
音声 | 日本語なし |
字幕 | 日本語あり |
ジャンル | フィクション ドラマ |
ボム・ザ・システムの受賞歴
・2003年アンカレッジ映画祭作品賞
・2003年アテネ映画祭観客賞
・2004年サンフランシスコ・インディペンデント映画祭作品賞
ボム・ザ・システムは配信で見れる?
ボム・ザ・システムは現在配信サービスで見ることができません。
映画を見たい場合、DVDを購入または、レンタルする必要があります。
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ボム・ザ・システムの口コミ
ボムザシステムってグラフティーを題材にした映画は面白かったな。会社のヒップホップ好きな人も観てたらしいし。エルPの曲も流れてた。
— テラオカ (@JWz78cBBat0gr58) July 14, 2020
この映画は何と言ってもめちゃくちゃお洒落。映像も綺麗だし、演出のしかたもお洒落。ファッションもお洒落。音楽もお洒落。もっというと出てくる部屋までお洒落です。HIPHOP好きは必見。
— 吉田商店|面白いものセレクトショップ (@yoshidashoutent) February 18, 2021
ボムザシステム|HIPHOPファン必見のお洒落映画|吉田商店 https://t.co/rfZVScO8fZ
ボムザシステム 久しぶりに見返したけど創作意欲湧くな〜
— 😾✨ (@ai_jp_art) August 10, 2019
よくぞ撮ってくれたって感じ。
レビューの低さが信じられないほんとに🧸
映画 ボムザシステム、結構衝撃だったー。でもあの空気感、洋服の感じってリアルタイムで自分も10代だったし、周りも色々とB系に影響受けてた友達が多かったし、なんとなーく空気感がわかるから楽しかった反面、なんか思い出してちょっとおセンチに。
— abk (@KOTABROCK) December 20, 2014
ボムザシステム。懐かしのグラフィティ映画。あの恋愛のクダリはいるの?って感じですが、黒人兄弟と主人公。3人の友情はすごくイイっす。あと警察官悪すぎ。実際こんなやついたんかな?昔はいたのかもしれませんね(´・_・`)ブルックリンブリッヂのスローアップやばい!
— clutch!! (@uraclutch) April 24, 2012
ボム・ザ・システムの低評価な口コミ
ボムザシステム。2002年のグラフィティ映画。ブレストとバック50を名乗るふたりのライターが夜な夜なニューヨークの壁にボムしていく中で、取り締まりやら将来の展望やら仲間の死に直面する物語。筋自体は悪くないけど、映像のセンスが今見るとかなりイマイチで辛い。音楽はEl-P pic.twitter.com/VqrdbFUdvo
— (๑•̀ㅂ•́)و✧xx55gxxだよ (@xx55gxx) May 21, 2023
最後に
ボム・ザ・システムはグラフィティをプレイヤー目線で映画化している数少ない作品です。グラフィティを軸に19歳の少年たちの人生を描いていることがこの作品の魅力です。
普段は聞けないグラフィティライター達の考えやルールみたいなものも知ることができて新鮮さもあります。
アテネ映画祭観客賞や2004年サンフランシスコ・インディペンデント映画祭作品賞も受賞している評価の高い映画です。
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