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「ロン・イングリッシュとは?」MCスーパーサイズの産みの親/サブバータイジングで知られるストリートアーティスト

ストリートアート界のゴッドファザー「Ron English(ロン・イングリッシュ)」

1970年代後半にキャリアをスタートした彼は、数多くのユニークなキャラクターを生み出し、映画、音楽、テレビ、出版、展示会など多岐にわたる分野でその才能を発揮してきました。特に代表作「MC SUPERSIZE」は、社会風刺とアートを融合させた傑作として広く知られています。

この記事では、ロン・イングリッシュのキャリアの始まりから代表的な作品、企業との関わり、そして彼の多彩なコラボレーション実績を紹介します。

この記事を読むことで、ロン・イングリッシュというアーティストの魅力と、その独創的な作品世界をより深く知ることができます。彼の作品を知れば、アートに対する視点が広がること間違いなしです。

目次

Ron Englishプロフィール

アーティスト名Ron English(ロン・イングリッシュ)
出身地アメリカ合衆国 イリノイ州
活動地域ニューヨーク州を中心に世界的に活躍中
生年月日1959年6月6日
SNSアカウント(Instagram)https://www.instagram.com/ronenglish/
YouTubeチャンネルhttps://www.youtube.com/@POPagandaTV
webサイトhttps://www.popaganda.com/

Ron Englishはいつから活動している?

ロン・イングリッシュ氏は、1970年代後半にストリートアーティストとしてのキャリアをスタートさせました。

代表的なキャラクター・アイコン「Mcスーパーサイズ」

ロン・イングリッシュ氏の代表的なキャラクターはMC SUPERSIZE(エムシー スーパーサイズ)の名前で知られるロナルドです。ロン・イングリッシュ氏は数々のキャラクターを作り出しています。その中でもこの「MC SUPERSIZE」が有名であり、本人も2017年のインタビューで、一番気に入っているキャラクターだとインタビューで語っています。

MC SUPERSIZEは見ての通り某ファストフード店のキャラクターのオマージュです。

ロン・イングリッシュは企業から怒られない?

ロン・イングリッシュ氏は企業からクレームを受けることも度々あるそうです。

しかし現在では企業と御協力してキャラクターを作ることも多くなっています。

ロン・イングリッシュのキャラクターの名前

ロンイングリッシュ氏の代表的なキャラクターの名前は「ロナルド」通称MC SUPERSIZE(エムシー スーパーサイズ)です。

ロンイングリッシュがこれまでに作ってきたキャラクター

2017年時点で70個以上のキャラクターを作り出しています。

  • スマイリー・グリン
  • チャーリー・グリン
  • ロナルド
  • キャシー・カウガール

など

ロン・イングリッシュが最初に作ったキャラクター

https://artoyz.com/en/blogs/news/entretien-avec-ron-english?srsltid=AfmBOor1y_eUOkdSOLiG2fZUquSuW2FLeVr_gDzseN8N8AgUEMNM6zYz

最初に作られたキャラクターはロニー ラビットという3つの目を持つキャラクターです。

ロニー・ラビットは芸術界におけるプロレタリア階級の象徴だったウサギがモチーフになっています。

アメリカのコミック出版社であるDark Horseからのオファーでフィギュアが作られました。

Dark Horseは、アメリカの有名コミック出版社で、さまざまな映画やコミックのキャラクターライセンス商品を手がけています。

インタビューでロン・イングリッシュ氏は「ロニーは別の惑星から来たアーティストとしての私のエイリアノイドだ」と語っています。

ロン・イングリッシュのストリートアート 手法

ロン・イングリッシュは「サブバータイジング」と呼ばれる手法で活動しいていました。サブバータイジングを行うアーティストの中でもトップクラスに有名です。

サブバータイジングとは?

「サブバータイジング(Subvertising)」は、広告(advertising)と「転覆する」(subvert)を組み合わせた造語です。

街中の広告を改変し、反対の意味に変えたり、消費主義への反対など社会風刺的なメッセージが込められています。

>>サブバータイジングについて解説した記事

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ロン・イングリッシュのサブバータイジングとは?

ロン・イングリッシュが行うサブバータイジングは広告を張り替えるやり方です。既存の広告に少し手を加えるわけではなく全く新しい広告に張り替えるのです。

彼のサブバータイジングの様子は「インサイド/アウトサイド」という映画でみいつことができます。

※インサイド/アウトサイドは、現在NetflixやAmazonプライムなどの配信サイトで見ることができません。

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ロン・イングリッシュ過去の実績

  • 映画関連の実績
  • 音楽業界とのコラボレーション
  • テレビ出演
  • 出版関連の実績
  • 展示会とインスタレーション
  • コラボレーション活動

1. 映画関連の実績

  • ドキュメンタリー映画『スーパーサイズ・ミー』(2004年)にインタビュー出演。作品「MCスーパーサイズ」が紹介される。
  • ドキュメンタリー映画『史上最大の映画』で作品が使用される。
  • ZEVSやオスジェメオス、KRなどが出演するドキュメンタリー映画「INSIDE/OUTSIDE」に出演

2. 音楽業界とのコラボレーション

  • ダンディ・ウォーホルズのアルバム『Welcome to the Monkey House』のカバーアートを制作。
  • スラッシュのアルバム『Slash』(2010年)のカバーアートを制作。
  • クリス・ブラウンのアルバム『FAME』のカバーアートを制作。

3. テレビ出

  • アニメ『ザ・シンプソンズ』のエピソード「Exit Through the Kwik-E-Mart」(2012年)にゲスト出演。
  • オキシジェン・ネットワークのリアリティ番組『ストリートアート・スローダウン』(2015年)のゲスト審査員を務める。

4. 出版関連の実績

  • アートブック『ポパガンダ』を出版。
  • アール・ヌーヴォー・マガジン初版のアートワークを担当(2010年)。

5. 展示会とインスタレーション

  • 2021年、中国・深センで巨大な没入型インスタレーション「シュガーサーカス」を公開。この展示は世界ツアーの始まりとなる。

6. コラボレーション活動

  • ダニエル・ジョンストンやジャック・メディシンと「ハイパージンクス・トライサイクル・プロジェクト」で共同制作。
  • マイケル・リーヴィットのアクションフィギュア「ザ・アート・アーミー」の題材となる。

ロン・イングリッシュのインタビューまとめ

インタビュー動画やインタビュー記事、雑誌でのインタビューなどを紹介します。

YouTube

HYPEBEAST

インタビュー記事

▼WIDEWALLSインタビュー(2016年)
>>息を止めても大気汚染に対する効果的な抗議にはならない

▼HYPEBEASTインタビュー(2017年)
『HYPEBEAST』がアメリカのストリートアートの巨匠ロン・イングリッシュにインタビュー
(中国語)

>>ロン・イングリッシュ「POPAGANDA ON PAPER」バーチャル展示会インタビュー&プレビュー
(英語)

▼artoysインタビュー(2023年6月)
>>ロン・イングリッシュインタビュー
(英語)

最後に

当サイトでは、グラフィティアーティストやストリートアーティスト、ミューラルアーティストなどを紹介しています。是非他の記事も読んでみてください。

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