グラフィティを使用しアパレルを立ち上げた最初のグラフィティライター「Eric Haze(エリック・ヘイズ)」
彼はグラフィックデザイナーとして数々のミューシャンのレコードジャケットのデザインを手掛けてきました。
HIPHOPに密接に関わるグラフィティアーティストで彼の右に出る人はいません。
1980年代にグラフィティライターとして活躍した彼は、グラフィティ業界のレジェンドの一人です。
そんな「Eric Haze(エリック・ヘイズ)」について紹介していきます。
ERIC HAZE プロフィール
アーティスト名 | ERIC HAZE(エリック・ヘイズ) |
出身地 | アメリカ合衆国ニューヨーク州 |
活動地域 | 主にニューヨーク |
生年月日 | 1961年生まれ |
SNSアカウント | @erichazenyc |
webサイト | https://erichazenyc.com |
エリック・ヘイズはいつから活動している?
エリック・ヘイズ氏は1970年代から「The Soul Artiist」のメンバーとして活動を始めました。
1980年代に活躍したストリートアーティストとして知られています。
エリック・ヘイズ氏は「キース・ヘリング」や「ジャン=ミシェル・バスキア」、「フューチュラ」など共に活動していました。
当時エリックヘイズ 氏は「SE 3」と言う名前で活動していたそうです。


エリック・ヘイズの代表的なモチーフ
エリックヘイズ氏の代表的なモチーフといえば漢字の「大」のような「☆」です。
今ではタグの装飾として定番で街中のタグでもよく見られます。
エリック・ヘイズの人柄
人気アーティストでありながら思いやりがあり人柄も大変魅力的な方のようです。
「HIDDEN CHAMPION」の編集者さんが「HIDDEN CHAMPION」の第1号の時にエリックヘイズを取材しました。
その数ヶ月後たまたますれ違った時にエリックヘイズ氏は覚えていてくれたそうです。
とても親しく挨拶をお交わしてくれたらしく、その時の思いありのある振る舞いでエリックヘイズ氏が人気アーティストである理由を感じ、ミュージシャンや大手ブランドも彼の人柄に惹かれてオファーしているのだろうと思ったそうです。
(参考文献:HIDDEN CAHMPION #73)
エリック・ヘイズが有名になったきっかけ
- ストリートでの活動
- グラフィックデザイナーとしての活躍
活動初期ではグラフィティライターとして注目されていました。
その後グラフィックデザイナーとしてそのキャリアを築いていきます。
ストリートでの活動
エリック・ヘイズが有名になった最初のきっかけは、1980年代のニューヨークにおけるグラフィティムーブメントです。
当時、彼は地元のストリートアーティストと共に活動し、地下鉄や街中でのグラフィティで注目を集めました。
グラフィックデザイナーとしての活躍
彼はグラフィティライターとしてだけでなく、グラフィックデザイナーとしても活躍し、「トミー・ボーイ・レコード(Tommy Boy Records)」や「デフ・ジャム(Def Jam)」に所属する大物アーティストのロゴやジャケットなどのデザインを数多く手掛けました。
上記の実績から「HIPHOPに密接に関わるグラフィティアーティストでERIC HAZEの右に出る人はいない」と言われています。
ERIC HAZEのキャリアの変化
ERIC HAZE氏のキャリアの変化について紹介します。
グラフィティライターからグラフィックデザイナーへ
エリック・ヘイズは、グラフィティライターとして活動を始めました。しかしある時、「自分の本来のスキルはグラフィティライターではなくグラフィックデザインにある」と思うようになったそうです。
グラフィックデザインに100%専念すると決め、ロゴデザインに情熱を注いでいきます。
その後レコードジャケットのデザインなど、音楽関係の仕事に携わり、その他の業界でもデザインの仕事が増えていきました。
キース・ヘリングの「POP SHOP」でティシャツを販売
1987年キース・ヘリングの「POP SHOP(ポップショップ)」にて「BAT HAZE」ロゴのティシャツをリリースしました。このティシャツのデザインを気に入った藤原ヒロシさんは、その後「グッドイナフ(GOODENOUGH)」のTシャツのデザインをERIC HAZEにお願いしたそうです。
キース・ヘリングの「POP SHOP(ポップショップ)」が原体験になったと同時に、藤原ヒロシさんと繋がるきっかけにもなりました。
「HAZE」ブランドの立ち上げ
1991年に自分のアパレル会社「HAZE」を立ち上げました。
立ち上げ当初はファッションやビジネスのことをよく理解していなかったそうですが、覚悟を決め、独学でプリントや刺繍、生産について学んでいったそうです。
そして「ナイキ(NIKE)」や「カシオ(CASIO)」「ステューシー(STUSSY)」とのコラボを成功させていきます。
HAZEブランドとしての活動を休止
HAZEブランドは、グラフィティをロゴとして使用する革新的な数タイルで話題を呼びました。
さらに様々なブランドや企業とコラボを行い、ストリートウェアのブランドとしての地位を確立しました。
しかし、2000年代に入りERIC氏が活動を始めた頃とは時代が大きく変わっていました。彼は、全てがネット上で行われ始めたことで本質が失われているように感じたそうです。
2000年代前半、自身の精神的な健康のために「HAZEブランド」の活動を休止しました。彼は自分を大切にする時間を作ることを決断し、ニューヨークの故郷に戻ります。
そこではERIC HAZEとして受けている仕事や自身のアーティストとしての制作を行いましいた。
ERIC HAZEとコラボしたブランド
「エリック・ヘイズ」や「HAZE」としてコラボレーションしたブランドや企業の一例です。
- JP THE WAVY×ERIC HAZE
- YAMAHA×ERIC HAZE
- JIMMY CHOO×ERIC HAZE
- NIKE×ERIC HAZE
- Casio G-SHOCK×HAZE
- Stüssy×ERIC HAZE
- Heineken×ERIC HAZE
- Medicom Toy×HAZE
- UNIQLO×ERIC HAZE
- Levi’s×ERIC HAZE
- New Era×ERIC HAZE
- BROOKLYN NETS×ERIC HAZE
- Staple Design×ERIC HAZE
- HUF×ERIC HAZE
エリックヘイズ氏は他にも多くのブランドや企業とコラボしています。
数多くのブランドとコラボしているアーティストは多くいますが、ERIC HAZE氏のコラボは1つずつの完成度がかなり高いです。コラボ企業やブランドとERIC HAZEやHAZEブランドのバランスが保たれています。
ERIC HAZE氏のアートワークがそれぞれのアイテムやブランドの特徴を邪魔せず、それでいてERIC HAZE氏とのコラボと言う特別感も感じさせてくれます。
日本の企業やアーティストとコラボしてくれている点も日本人として嬉しいです。
JP THE WAVY×ERIC HAZE

日本の人気ラッパー「JP THE WAVY」とのコラボアイテムが販売されました。
YAMAHA×ERIC HAZE
「アーティストになっていなかったら、プロのレーサーを目指したかもしれない」と言うほどのバイク好きで、レースにも出場したことのあるERIC HAZE氏。
東京の展示で協賛企業でもあったYAMAHAのバイクにペイントを施し話題になりました。
JIMMY CHOO×ERIC HAZE

JIMMY CHOOとのコラボではパンプス、スニーカー、ハンドバッグ、革小物などが販売されました。
NIKE×ERIC HAZE
エリック・ヘイズは、NIKEと何度もコラボしています。
例えばNIKEの大人気スニーカー「AIR FORCE1」や「DUNK」のコラボスニーカーや「NIKE SPORTS WEAR」、「NIKE BASKETBALL」「NIKE SOCCER」などともコラボアイテムを出したりアートワークを提供しています。
「DUNK」とのコラボスニーカーはスプレーで色をつけたようなデザインになっており、オリジナリティが高く、コレクターの間で注目を集めました。現在でもプレ値で取引されています。
▼楽天市場
>>NIKE×ERIC HAZEのスニーカーを探す
Casio G-SHOCK×HAZE

ライト点灯時には液晶にグラフィティタグが浮かび上がる特別仕様やスクリューバック仕様の裏蓋には、エリック・ヘイズが手がけたG-SHOCK40周年ロゴが刻印されています。
Stüssy×ERIC HAZE
Stüssyとのコラボレーションでは、ストリートウェアにエリック・ヘイズのグラフィックが施され、オリジナルのTシャツが販売されました。
Heineken×ERIC HAZE

ビールブランドHeinekenとのコラボでは、限定デザインのグラスや関連商品が制作され、ヘイズのアートが飲料パッケージに取り入れられました。
Medicom Toy×HAZE
日本のフィギュアメーカー、Medicom Toyとのコラボレーションで、エリック・ヘイズのデザインが施されたBE@RBRICKが登場しました。
Levi’s×ERIC HAZE
Levi’sとのコラボレーションでは、デニムアイテムにエリック・ヘイズのユニークなデザインが施されました。
New Era×ERIC HAZE

New Eraとのコラボでは、キャップにエリック・ヘイズのシグネチャースタイルのグラフィックが描かれました。ストリートカルチャーにおいて定番となるアイテムで、特にキャップ愛好家から高い支持を受けました。
BROOKLYN NETS×ERIC HAZE

BROOKLYN NETSのステートメントジャージのデザインを手掛けました。
MANHATTAN PORTAGE×HAZE

MANHATTAN PORTAGEのアイテムにERIC HAZEのタグやデザインが施されたアイテムが販売されました。
マンハッタンポーテージのシンプルなデザインを邪魔することなく、良いバランスのデザインになっています。
HUF×ERIC HAZE

HUFとのコラボレーションは、ERIC HAZEとHUFのコラボスケボーデッキなどのアイテムが販売されました。
メディア掲載
インタビュー動画やインタビュー記事、雑誌でのインタビューなどを紹介します。
ERIC HAZEが出演しているYouTube動画
FGTV On Point: Haze
Stussy World Tour – Eric Haze
ERIC HAZE x STUSSY x DEFRAG
HAZE×YAMAHA: ERIC HAZE AUTOMOTIVE PROJECT 2024
ERIC HAZEインタビュー記事一覧
「“RE・HAZE”」インタビューHYPE BEAST(2024年4月)↓
https://hypebeast.com/jp/2024/5/eric-haze-30th-anniversary-exhibition-re-haze-interview
藤原ヒロシとエリック・ヘイズが対談 30年以上続く友好関係を紐解く↓
https://www.fashionsnap.com/article/hiroshifujiwara-erichaze
ERIC HAZEが掲載された雑誌
- HIDDEN CHAMPION
- Huf 20th Anniversary Book
HIDDEN CHAMPION
日本のフリーマガジン「HIDDEN CHAMPION #73」に掲載されました。
表紙のデザインにエリックヘイズ氏の作品が使用されています。
「HIDDEN CHAMPION」の1号でもインタビュー記事が掲載されています。
Huf 20th Anniversary Book
「Huf 20th Anniversary Book」にも掲載されています。
ERIC HAZEはストリートアート界のレジェンド
ERIC HAZEについて紹介しました。
ERIC HAZE氏はキース・ヘリングやバスキア達と同じ時代から注目を集め、現在でも大規模な個展や企業とのコラボレーションを行っています。まさに生きる伝説。グラフィティー界、ストリートアート界のレジェンドアーティストです。
日本でも展示を行うことがあるので日本で展示がある際は足を運びましょう。
最後に
当サイトでは、グラフィティアーティストやストリートアーティスト、ミューラルアーティストなどを紹介しています。是非他の記事も読んでみてください。
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