フランスのストリートアーティストCHANOIR(シャノワール)
ディズニーやアウディ、その他ファッションブランドとコラボした実績があり、2019年にはフランスで芸術文化勲章シュヴァリエを受勲しました。海外での活躍だけでなく、日本でも2024年に個展を開催しています。
2024年10月には小型家電製品の開発や販売を行う日本のEPEIOS JAPANさんとコラボ商品がリリースされます。
EPEIOS(エペイオス)で人気のドリップケトルにCHANOIRさんのアートワークが施された商品です。
予約販売となっているので興味がある方はEPEIOS JAPAN公式サイトをご覧ください。
この記事ではCHANOIRさんについて詳しく紹介していきます。

CHANOIRプロフィール

アーティスト名 | CHANOIR |
本名 | Alberto Vejarano |
出身地 | コロンビア出身 フランス育ち |
活動地域 | フランス、バルセロナなど世界各国 |
生年月日 | 1976年 |
SNSアカウント | https://www.instagram.com/p/C9mdncnKdvQ/ |
webサイト | https://www.chanoir1980.com |
CHANOIR(シャノワール) 1976年にボゴタで生まれたコロンビア系フランス人。
CHANOIRの名前は、フランス語の「chanoir」(「chat noir」)が由来。「chat noir」はフランス語で「黒猫」を意味し、この名前は、彼のアートに頻繁に登場する黒猫のモチーフにもなっている。
鮮やかでオプティミスティック(楽観主義)なグラフィティスタイルはKeith Haring/キース・ヘリングやアンドレの影響を受けており、業界から非常に高い評価を受ける。1990年代半ば、CHANOIRはポップ・アートとフリー・フィグレーション(いずれも芸術運動)をミックスさせた、大胆かつ表現力豊かなグラフィックを生み出す。
これまで、サムスン、アウディ、ディズニーなどグローバルなトップブランドとコラボレーションを果たし、2019年にフランス文化大臣より芸術文化勲章を授与。
https://epeios.jp/products/designer-series_paris_01
CHANOIRの読み方は?
CHANOIRは「シャノワール」と読みます。
CHANOIRの名前の意味は?
シャノワール(chat noir)は黒猫という意味があります。
フランス語でChat(シャ)は猫、Noir(ノワール)は黒を表します。
CHANOIRはいつから活動している?
Chanoirは1990年代中頃からヨーロッパやラテンアメリカの都市の壁に猫を描き始めています。
展示などアーティストとしての活動は1999年にパリで行われた展示会に出店しています。
2000年以降は数多くのグループ展や個展を行ってきました。
CHANOIRの所属するクルーは?「1980crew」

CHANOIRは「1980crew」のメンバーです。
1980crewはバルセロナを拠点としています。メンバーはRODRIGONE、MISTER、MALICIA、FLAN、KOAR、CHANOIR、TROTTER、IBON です。全員が1980 年代の漫画にインスピレーションを受けています。
彼らの作品は色彩豊かで想像力にあふれています。
彼らは公共の場で大きな壁画を残しており、独自のスタイルと漫画風のキャラクターを組み合わせています。シャノワールは1980crewの一員として、シャンゼリゼ通り沿いのディズニーコンセプトストアの壁画をデザインしました。
1980crewができたきっかけ
バルセロナ ストリートアートの最盛期を描いたドキュメンタリー「Murs Libres」を制作をきっかけにcrewが結成されました。
CHANOIRの代表的なキャラクター「猫」

Chanoirのオリジナルキャラクターの名前は「Cha」です。
このキャラクターは彼の作品の象徴的な存在です。簡易的に書かれたものから人っぽいもの、大きな作品になることも多いです。
CHANOIRの特徴

- 太いライン
- カラフルな色使い
- グラデーション
特徴① 太いライン
太くはっきりとしたアウトラインでキャラクターを描いている点は一つの大きな特徴です。
ストリートアーティストのパイオニア「キース・ヘリング」に影響を受けていると語っており、ポップなラインはキース・ヘリングに似た部分があります。
特徴② カラフルな色使い
単純に見えるアウトラインに対して色使いはカラフルで複雑な作品が多いです。
同じキャンバスであってもキャラクターによって様々な色が使われています。顔や髪の毛目の色、服装などキャラクターごとに違います。多くの色が使われているにもかかわらず1つの作品としてバランスが取れていて違和感は感じません。
特徴③ グラデーション
他には虹色のグラデーションを使うことも多く虹色の背景やグラデーションを使ったキャラクターの色も特徴的です。
シャノワールのストリートアートはどこで見れる?

Chanoirのストリートアートは、ヨーロッパやラテンアメリカのさまざまな都市で見ることができます。
- パリ(フランス)
- バルセロナ(スペイン)
- ボゴタ(コロンビア)
- ロッテルダム(オランダ)
パリ(フランス)
シャノワールが育ち、最初にグラフィティを始めた都市です。特にパリ19区(19ème arrondissement)では彼の初期の作品が見られ、パリ全体にも彼の象徴的な「Cha」キャラクターが散見されます。
バルセロナ(スペイン)
バルセロナは彼のもう一つの活動拠点です。シャノワールはバルセロナのストリートアートシーンで非常に活発に活動しており、多くの作品がこの街の壁に描かれています。また、彼はこの地で「Murs Libres(自由な壁)」というドキュメンタリーも制作しました。
ボゴタ(コロンビア)
シャノワールの生まれ故郷であるボゴタでも、彼の作品が見られます。彼はヨーロッパとラテンアメリカの間で活動しており、ラテンアメリカの都市でも「Cha」のキャラクターが描かれています。
ロッテルダム(オランダ)
シャノワールは1980 Crewのメンバーとしても活動しており、ロッテルダムなどヨーロッパの他の都市でも彼とそのクルーの大きな壁画が見ることができます。
これらの都市では、路地や公共の壁など、自由にアクセスできる場所に彼の作品が残されていることが多いです。
CHANOIRのストリートアートは日本でも見れる?

日本でシャノワールの大きな壁画は見れません。
彼はグラフィティライターでもあるので日本国内でもCHANOIRのタグやネコは路上で見ることがあるかもしれません。
シャノワール過去の実績

CHANOIRと有名ブランドとのコラボについて紹介します。
- EPEIOS JAPAN(エペイオス)2024年
- GXG 2022年
- Audi 2021年
- Emanuel Ungaro(エマニュエル・ウンガロ)2019、2020年
- Ubisoft(ユビソフト)2018年
- モンタナカラー(Montana Color)2016年
- サムスン(Samsung)2012年
- Cacharel(カシャレル)2009年
- ディズニー 2009年
EPEIOS JAPAN×CHANOIR
エペイオスの中でも人気のドリップケトルにアートワークを提供。
【誰でも、どこでも、バリスタ気分!】を体感できるバリスタ監修のドリップケトルです。
>>EPEIOS×CHANOIR究極のドリップケトル
(500個限定)
GXG ×CHANOIR

中国のストリートアパレルブランドGXGとCHANOIRがコラボし、セットアップやティシャツが販売。
エマニュエル・ウンガロ(Emanuel Ungaro)×CHANOIR
フランスのファッションブランドEmmanuel Ungaroとのコラボレーションで、男性用香水「Fresh him」発売(2020)
女性用香水「Fresh her」発売(2019)
※この香水は「最優秀女性香水賞」を受賞
ユビソフト(Ubisoft)×CHANOIR
ゲーム「Just Dance 2019」のために、曲「BUM BUM Tam Tam」の背景壁画を制作。
モンタナカラー(Montana Color)×CHANOIR

スプレー缶のMontana Colorとのパートナーシップ、シャノワールオリジナルのスプレーカラー「黒CHA」を開発
サムスン(Samsung)×CHANOIR

サムスンのスマートフォン「Galaxy Note」発売時のプロモーション。パリのコンシェルジュリーの壁面に作品を展示し、5種類のカスタムケースをデザイン
カシャレル(Cacharel)×CHANOIR
2012年、フランスのファッションブランド「カシャレル」とコラボレーションし、オフィス全体をデザイン。
ディスニー×CHANOIR

シャンゼリゼ通りで開催されたハロウィーンイベントで壁画を制作。
シャノアールメディア掲載
CHANOIR関連の動画を紹介します。
YouTube
CHANOIR(シャノワール)初来日展の様子をご紹介!
Street artist CHANOIR and his changing shapes of cat drawings. Art is the agent of positive change.
MAUSA Vauban / work-in-progress / épisode 7 : CHANOIR (FR/CO)
2016 : Chanoir & Legallais : le street-Art au cœur du centre logistique !
Exposición: El Colgado – Chanoir.
最後に
見る者に童心を呼び起こす彼のアートは、街でもギャラリーでもポジティブな印象を与えてくれています。
翠波画廊での個展やEPEIOSさんとのコラボ商品をきっかけに日本でも注目が集まっています。
今後の日本でのさらなる活躍が楽しみです。
コメント