この記事では、世界で2番目に人気のストリートアートに選ばれたこともあるiHeartについて紹介します。
iHeartプロフィール
項目 | 詳細 |
---|---|
アーティスト名 | iHeart |
出身地 | カナダ |
活動地域 | バンクーバー(カナダ)を拠点に世界各地 |
生年月日 | 不明 |
SNSアカウント | Instagram:@ihatestencils |
Instagramフォロワー (2025年6月時点) | 9.4万人 |
webサイト | https://www.ihatestencils.com/ |
iHeartの生い立ち
iHeartの生い立ちについての詳細な情報は不明です。カナダ・バンクーバーを拠点とするストリートアーティストであることが分かっていますが、本名や個人的な背景については公開されていません。
活動の多くが非合法のため、匿名性の高いアーティストです。
iHeartの特徴
iHeartの特徴やスタイルについて紹介します。
メッセージ性が強い風刺的作品
iHeartは社会問題に対する意見を表現する手段としてグラフィティを使用するアーティストです。
特にソーシャルメディア文化を題材にした風刺的な作品で知られており、ハッシュタグ、SNSの「いいね」機能などの現代的な現象を取り上げています。
作風はステンシル(型紙)スタイルで、明確で知的なメッセージを伝える作品を制作しています。
iHeartにとってのストリートアート
iHeartにとってストリートアートは「自分の声を大きくできる場所」であり、「それが自分にとってのアクティビズム(社会的主張)みたいなもの」だと語っています。
「バンダリズム(破壊行為)と見られがちなストリートアートですが、時間をかけて、ちゃんと意味のあるものを作って、それを人のために出すっていう行為には、もっと大きな意味がある」とインタビューで話しています。
活動スタイルとルール
iHeartの制作には、「場所をしっかり見ておく。よく見える場所を選ぶ。自転車で動く。車は使わない」という独自のルールがあります。
作品の「見え方」と「文脈」の両方を重視し、その場所に適した表現を心がけているそうです。
iHeartの代表的な作品
最も有名な作品は「Nobody Likes Me」で、この作品は2014年にロンドンのStreet Art Newsによって「世界で2番目に人気のストリートアート」に選ばれました。
その他の特徴的な作品には、ソーシャルメディア文化の批判をテーマにしたステンシル作品が多数あります。
その他の作品例
上記は、個人的に好きな作品です。
過激なことをして、時には自分を傷つけてでも「いいね」や視聴数を欲している様子を描いた作品。
世界で2番目に人気のストリートアートになった経緯
iHeartの代表作「Nobody Likes Me」が「世界で2番目に人気のストリートアート」とされる根拠について解説します。
ランキングの基準と選出機関
この称号は、ストリートアート専門の国際的なウェブサイト「StreetArtNews.net」による2014年の年間検索数ランキングに基づいています。同サイトは毎月、世界で最も検索され、注目されたストリートアート作品をランキング形式で発表しており、その年間総合ランキングでiHeartの「Nobody Likes Me」が2位にランクインしました。
具体的な記録
- 2014年2月:「Nobody Likes Me」が同サイトの月間ランキングでトップの座を獲得
- 2014年年間:年間を通じて2番目に多く検索された作品として確定
- 1位の作品:世界的に有名な英国人アーティストBanksyによる監視カメラをテーマにした作品
iHeartの注目度を押し上げた要因
BanksyがFacebookページでiHeartの「Nobody Likes Me」を投稿したことで1日で11万7000件の「いいね」と1万3500件シェアされ、大きな注目を集めました。
ストリートアート界の巨匠による「お墨付き」は、作品に対する関心を世界規模で爆発的に高めることとなりました。
iHeartのストリートアートはどこで見れる?
iHeartの作品は以下の都市で見ることができます。ただし非合法な作品のためいつ消されるかわかりません。
- バンクーバー(カナダ)
- モントリオール(カナダ)
- カルガリー(カナダ)
- ロサンゼルス(アメリカ)
- ニューヨーク(アメリカ)
- ロンドン(イギリス)
- パリ(フランス)
- ドバイ(UAE)
- キエフ(ウクライナ)
iHeartの作品は日本でも見れる?
今のところ、iHeartが日本で作品を制作したという情報は見つかりませんでした。
iiHeartメディア掲載
iHeartが出演したYouTubeや掲載された雑誌を紹介します。
YouTube
掲載された雑誌
- webマガジン「designboom」(2015年5月掲載)
最後に
当サイトでは世界のストリートアーティストやグラフィティアーティストを紹介しています。
是非他のアーティストを紹介した記事も見てください。

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