大量のインクを垂らす独自のドリップスタイルで知られるニューヨークのグラフィティライターKR
KRが立ち上げたブランド「KRINK」のグラフィティツールは世界中のグラフィティライターに愛されています。
日本のストリートでもKRINKで書いたであろうタグを見ることは珍しくありません。
「ドリップ」のカッコよさを追求するならKRINKを使うのが手っ取り早い方法だと言えるでしょう。
この記事ではKR(クレイグ・コステロ)やKRが立ち上げた「KRINK」について紹介します。
KR(クレイグ・コステロ)のプロフィール
アーティスト名 | KR |
本名 | クレイグ・コステロ(Craig Costello) |
出身地 | アメリカニューヨーク |
活動地域 | ニューヨークを拠点に世界で活躍 |
生年月日 | – |
SNSアカウント | @krinknyc |
webサイト | https://krink.com |
クレイグ・コステロ(Craig Costello)は、グラフィティアーティストとしても知られる重要な人物です。
彼のアーティスト名は「KR」で、彼は「KRINK」という、独自のインクやマーカーのブランドの創業者として有名です。
このブランドは、ストリートアートやグラフィティに特化したツールとして世界中のアーティストに支持されています。
KRはグラフィティをいつ始めた?
KRは17か18歳でグラフィティを始めています。
クレイグ・コステロ(KR)は今何歳?
2024年現在クレイグ・コステロは40代後半から50代前半だと考えられます。
彼の具体的な生年月日は公表されていないです。
そのため正確な年齢を特定することは難しいです。ただし、彼は1980年代から1990年代にニューヨークのグラフィティシーンで活動を開始しており、当時の若手アーティストの一人として知られていました。
この情報をもとに推測すると、クレイグ・コステロは現在おそらく40代後半から50代前半であると考えられます。
KRの読み方は?
KRは「ケーアール」とそのまま読みます。
アーティスト名「KR」の由来
友達がCraig(KRの本名)の綴りを間違えて「Kraig」と書き間違え、それをKRと短く書いたことがきっかけでKRになりました。
当時のライターネームは2文字が一般的だったことも理由のひとつです。
グラフィティライターKRの特徴「激しいドリップ」
KRは極端にドリップさせるスタイルで有名なグラフィティライターです。
今ではグラフィティの定番スタイルであるドリップですが、彼のドリップは他と比べて圧倒的にインクが多いのが特徴です。
彼は塗料を仕入れてインクを作っていたため贅沢にインクを垂らすスタイルを続けることができました。
他のライターが真似するには大量のインクを確保しなければいけないため、KRのスタイルを真似するのは簡単ではありませんでした。
一見ただ垂れているだけに見えますがギリギリ「KR」や「KRINK」の文字が認識できるようにコントロールされています。
日本では「KR」ではなく「クレイグ・コステロ」として有名
元々グラフィティライター「KR」として注目されました。
今でもギャラリーやイベントに作品を展示する際は「KR」の名義を使っています。
しかし日本では「クレイグ・コステロ」という本名の方が馴染みがあると思います。
その理由は、KRINKというグラフィティツールのブランドを立ち上げた後、ライター「KR」ではなくKRINKを立ち上げた「クレイグ・コステロ」として雑誌などに載るようになったことが大きな理由です。
KRの代表的な作品
メールボックスへのグラフィティが話題になり一躍有名になりました。
クレイグ・コステロのストリートアートはどこで見れる?
クレイグ・コステロ(KR)のストリートアートは、主にニューヨーク市内やサンフランシスコをはじめとする都市部で見ることができました。しかし彼の活動が進化するにつれ、ギャラリーや特定のプロジェクトに重点を置くようになっています。
KRのストリートアートやインスタレーションを見たい場合、KRINKの公式Instagram(@krinknyc)や公式ウェブサイト(https://krink.com)を定期的にチェックするのがおすすめです。
彼の最新の展示情報やインスタレーションプロジェクトについての情報が更新されています。
ニューヨーク
ニューヨークはKRの活動拠点です。特に、KRINKのインクを使ったタグなどが街中で見られる可能性があります。
また、彼が関連するギャラリーやアートスペースでも、彼の作品が展示されることがあります
大規模な展示会
KRは、大規模な展示会にも関わっています。
例えば、彼の作品は「Beyond the Streets」といったバリーマッギーらも参加した大規模なストリートアート展覧会で展示が行なわれました。
ニューヨークのギャラリーや他の国際的なアート展でも彼の作品を鑑賞できることもあります。
KRINK公式プロジェクト
KRのブランド「KRINK」は、商業施設やブランドとのコラボレーションも多く、特定のプロジェクトやキャンペーンでKRのデザインを採用した公共アートやインスタレーションが見られることがあります。たとえば、KRINK製品を使ったアートが展示されるイベントなどです。
グラフィティツールのブランド「KRINK」について
KRINKはKR(クレイグ・コステロ)が立ち上げたブランドです。
KRINKの読み方
KRINKは「クリンク」と読みます。
KRINKというブランド名の由来
アーティスト名のKRとINK(インク)を掛け合わせて「KRINK」というブランド名になったそうです。
ブランド「KRINK」が立ち上げられたのは何年?
KRINK(クリンク)が設立されたのは、1990年代後半です。
クレイグ・コステロ(KR)はサンフランシスコやニューヨークでグラフィティ活動を続けながら、自身が使いやすいインクやマーカーを作り始め、これがKRINKブランドの起源となりました。
KRINKの特徴
KRINKのインクは、特に「ドリップ」スタイルを強調できる独特の性質を持っており、KR自身がフィールドテストを行いながら改良を重ねていきました。
その結果、アーティストたちの間で高い評価を得て、グラフィティアートやストリートアートのツールとして広く使用されるようになりました。
KRINK過去のコラボ実績
有名ブランドとのコラボを紹介します。
- Nike
- Tiffany&Co.
- Levi’s
- Coach
- Casio G-Shock
- Carhartt
- Moncler
- Modernica
- BMW MINI
- Stance
- VANS
Nike×KRINK
KRINKはNikeとのコラボレーションスニーカーを発表しました。
KRのシグネチャースタイルである「ドリップ」がスニーカーに取り入れられ、メタリックな色調が特徴的なモデルが登場しました。
TIFFANY&Co.×KRINK
Tiffanyカラーのコラボペイントマーカーが販売されました。
3本セットで箱やボトルにも「TIFFANY&Co.」の文字が入っておりコラボ限定のアイテムとなっています。
Levi’s×KRINK
Levi’sとのコラボでは、カスタマイズされたデニムジャケットやパンツが発表されました。
KRINKの「ドリップ」スタイルをデニムに落とし込んだこのコレクションは、クラシックなデニムアイテムにアートの要素を加え、ユニークなファッションアイテムに仕上がっています。
Coach×KRINK
Coachとのコラボレーションでは、高級バッグやアクセサリーにKRのアートが施されました。
特に、ドリップスタイルのグラフィティが印象的なデザインで、ストリートカルチャーとラグジュアリーファッションの絶妙なバランスを実現しています。
Casio G-Shock×KRINK
CasioのG-Shockとのコラボでは、KRINKのシグネチャーである銀色のインクと「ドリップ」スタイルを取り入れた限定モデルが発表されました。
堅牢なG-Shockのデザインにアートの要素を加えた、耐久性と美しさを兼ね備えた特別仕様です。
Carhartt×KRINK
Carharttとのコラボでは、特別デザインのワークジャケットやアクセサリーが展開されました。
KRINKのアートスタイルを取り入れたデザインは、ワークウェアの実用性とファッション性を高め、ストリートファッションとしても魅力的なアイテムとなっています。
Moncler×KRINK
高級アウトドアブランドMonclerとのコラボでは、KRINKの大胆な「ドリップ」スタイルを取り入れた特別なアイテムが発表されました。特にダウンジャケットなどの高級アウトドアウェアにアートを融合させた、ユニークなデザインが特徴です。
Modernica×KRINK
Modernicaとのコラボレーションでは、KRINKのアートを家具に取り入れた特別なデザインが登場しました。椅子やテーブルなどの家具に「ドリップ」エフェクトが施され、インテリアデザインの新しい表現を提案しています。
BMW MINI×KRINK
BMWのMINIとのコラボでは、KRINKのアートが車体全体に施されたアートカーが発表されました。
ドリップスタイルがMINIのデザインと融合し、都市を走る動くアートとして注目されました。
Stance×KRINK
ソックスブランドStanceとのコラボでは、KRINKのドリップスタイルを取り入れたソックスコレクションが展開されました。日常的に使用するアイテムにアートの要素を加えることで、個性的なファッションアクセサリーとなっています。
VANS×KRINK
VANSはKRINKの歴史と伝統を称え、グラフィティライターの普段着として機能的なデザインのディテールを強調した3つのコラボスニーカーと3つのコラボアパレル商品を販売しました。
KRINKを使用しているグラフィティライターやグラフィティクルー
有名無名問わず数多くのライターやアーティストがKRINKのツールを利用しています。
その中でもごく一部のアーティストを紹介します。
- NECK FACE
- 1UP Crew
- ADEK
NECK FACE
一位時期は東京でも多くのボムをしていたNECK FACEもKRINKの愛用者です。
1UP Crew
世界的に有名なグラフィティ集団の1UPクルーもKRINKを利用しています。
ADEK
KRINKのペン定価はいくら?
グラフィティライターに人気のK60シリーズやK66の価格は以下です。
K-60=2,800円
K 66=2,900円
ペンとしてはかなり高いです。この値段にプラスで送料がかかります。
KRINKのペンは日本でも買える?
一応日本からでも購入可能です。
しかし公式サイトは海外からの発送なので送料がかなり高いです。
Amazonでも販売されていますがこちらもかなり高額です。
ごくまれにメルカリに出品されることがあるのでメルカリが狙い目です。
確実に欲しい人は公式サイトから購入をオススメします。
KR(クレイグ・コステロ)メディア掲載
クレイグ・コステロのインタビュー動画やインタビュー記事、掲載された雑誌などを紹介します。
YouTube
インタビュー記事一覧
https://openers.jp/design/design_features/IRP1m
掲載された雑誌
日本のフリーマガジン「HIDDEN CHAMPION」にインタビューが掲載されています。
最後に
KR氏はグラフィティの世界に名を残すライターです。
グラフィティのドリップスタイルといえば「KR」
グラフィティライターに愛されるブランドKRINKを作ったライターとして一生語り継がれることでしょう。
ギャラリーやアートイベントで活躍中のKR氏の今後の活動も楽しみです。
KRのストリートアートやインスタレーションを見たい場合、KRINKの公式Instagram(@krinknyc)や公式ウェブサイト(https://krink.com)を定期的にチェックするのがおすすめです。
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