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Vhilsとは?「デコンストラクション」を使ったストリートアートを展開/海底に作品を残したアーティスト

壁を削ってストリートアートを行う「Vhils(ヴィルズ)

VhilsはKAWSやシェパードフェアリー、バンクシー、JRなどと肩を並べるアーティストです。

この記事ではVhilsが有名になったきっかけやVhilsのストリートアートが見れる場所、話題になったプロジェクトを紹介します。

目次

Vhillsプロフィール

Vhills, Paris 2012
https://www.flickr.com/photos/steam156/albums/72157631699887113/
アーティスト名Vhills (ヴィルズ)
出身地ポルトガルのセイシャル
活動地域ポルトガルを拠点
ロンドン、パリ、ニューヨーク、上海など
生年月日1987年
SNSアカウントhttps://www.instagram.com/vhils/
webサイトhttps://www.vhils.com/en

Vhils(アレクサンドレ・ファルト)は、ポルトガル出身のストリートアーティストです。

壁を削り取って肖像画を描く「デコンストラクション」技法で知られています。

ポルトガル、ロンドン、ニューヨーク、パリ、上海、ドバイなど世界各国で作品を残しておりストリートアーティストとして成功を収めているアーティストの一人です。

Vhilsは何と読む?

Vhilsは日本語の記事では「ヴィルズ」や「ヴィールス」と表現されます。

Vhillsいつから活動している?

Vhils(アレクサンドレ・ファルト)は、2000年代初頭から活動を開始しました。

彼は10代の頃にグラフィティアートを始めています。

Vhils(ヴィルズ)の特徴

Vhils Berlin 2012
  • Vhilsのアート技法
  • どんなものを書くのか

Vhilsのアート技法は?どんな方法で壁画を作る?

Vhilsの最も有名な技法は、「デコンストラクション」と呼ばれる壁を削って絵を描く技法です。

壁の表面にあるペンキの層などを削り取ることで、下層の素材を露出させ、肖像や風景を表現します。削るために使う道具は、ドリル、ハンマー、サンディングマシンなどを使っています。

Vhilsはどんなものを書く?

Vhilsは人の顔や目がモチーフになることが多いです。

有名人の肖像画ではなくその土地であった一般市民がモチーフになることが多いです。

Vhilsが有名になったきっかけ バンクシー主催の「Cans Festival」

Vhilsが有名になったきっかけは、2008年にロンドンで開催された「Cans Festival」に参加したことです。

このイベントで作成したVhilsの壁画がバンクシーの壁画とともに新聞で取り上げられたことが世界的に有名になるきっかけの一つです。

「Cans Festival」は、バンクシーが主催したことで広く注目を集め、40人の国際的なアーティストが参加しました。

注目された技法

Vhilsはこのイベントで、壁を削り取る「デコンストラクション」の技法を披露しました。この革新的なアプローチが他のアーティストや観客の目を引き、瞬く間に国際的な注目を集めました。壁を削るという手法は、それまでのストリートアートで見られなかった斬新な表現方法であり、非常に強烈なインパクトを与えました。

国際的な評価

イベント後、彼の作品は多くのアートメディアやストリートアートファンによって取り上げられ、Vhilsは一躍有名になりました。その後、世界各国のアートギャラリーやストリートアートイベントに招待され、活動範囲を広げました。

その他の要因

都市の変遷と人間の存在をテーマにした彼の作品が、急速に変化する都市環境や社会問題とリンクしていたため、多くの人々に共感を呼びました。

ロンドン以外にも、ニューヨーク、パリ、上海など、世界中で作品を制作し、国際的に評価されるアーティストとしての地位を確立しました。

話題になった作品や活動

https://www.pen-online.jp/article/015088.html

海底に作品を残したことで話題になりました。

発電用のの巨大重機に、Vhilsがアートを施し、海中に作品を残すというものです。

ポルトガル最大の電力会社「EDP」やポルトガル政府観光局、アルガルヴェ大学科学センターなど、さまざまな機関の協力によって実現しました。

このプロジェクトは海の環境や、オーバーツーリズムへの提言をテーマにしており、人々が海洋環境問題について考えるきっかけとなりました。

Vhillsストリートアートはどこで見れる?

https://sotokoto-online.jp/sustainability/25055

Vhilsのストリートアートが見られる主要な海外の場所を以下にまとめました。

現在見られなくなっている可能性があります。

ヨーロッパ

  1. リスボン(ポルトガル) – アルファマ地区、Cascaisなど、Vhilsの出身地で多くの作品が見られます。
  2. ロンドン(イギリス) – ショーディッチ(Shoreditch)やイーストロンドンのエリア。
  3. パリ(フランス) – ベルヴィル(Belleville)や他のアートエリア。
  4. ベルリン(ドイツ) – 街の壁に点在する作品が見られます。

北米

  1. ニューヨーク(アメリカ) – ブルックリン、マンハッタンなど。
  2. ロサンゼルス(アメリカ) – ダウンタウンやアートディストリクト。
  3. マイアミ(アメリカ) – ウィンウッド・ウォールズ(Wynwood Walls)など、アート地区での展示。

南米

  1. リオデジャネイロ(ブラジル) – ファヴェーラ(スラム街)や他の都市部で作品を制作。

アジア

  1. 上海(中国) – 急速に発展する都市の壁で作品を見ることができます。
  2. 香港(中国) – アートフェスティバルやイベントで展示されたことがあります。

Vhilsの作品は日本でも見れる?

https://www.mucaexhibition.jp/

Vhillsのストリートアート(壁画)は日本にありません。

しかし作品は日本でも見ることができました。東京などの個展で作品が展示されたことがあります。

個展ではありませんでしたがヨーロッパ最大級のアーバンアート作品を所蔵する美術館「MUCA」のコレクションが東京(〜2024年6月2日)、京都(〜2024年1月8日)、大分(〜2023年10月9)で開催されました。

メディア掲載

制作風景の動画やインタビュー動画、インタビュー記事、雑誌でのインタビューなどを紹介します。

YouTube

インタビュー記事一覧

見つかりませんでした。

ストリートアーティストVhilsの本

ヴィルズのアートは本にもなっています。

この本は、彼の独自のアートスタイルや技法、これまでの経歴や作品が詳細に紹介されています。

彼のこれまでの活動や影響、そしてその芸術がどのように進化してきたかを理解するための貴重な資料です。また、彼の作品がどのように国際的に評価されてきたかについても触れており、ヴィルスの世界的な影響力を感じ取ることができる一冊です。

>>Vhilsの本をAmazonで見る

最後に

Vhils(ヴィルズ)は、壁面を削り取るという独自の「デコンストラクション」技法で知られる、世界的に有名なストリートアーティストです。

その革新的なスタイルは、2008年のロンドン「Cans Festival」で注目を浴び、以来、世界中で展示を行い続けています。

当サイトでは世界のストリートアーティストやグラフィティアーティストを紹介しています。

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