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ちょっと変わったストリートアートの手法7選!変わったスタイルで有名になったアーティスたち

ストリートアートの中でも様々な手法があります。

一番一般的であり、王道なのが「レター」つまり文字です。

そうした場合、バンクシーのステンシルも少し変わった手法と言えるでしょう。

この記事では実際に行われたことがあるちょっと変わったストリートアートの手法を紹介していきます。

<この記事で紹介する手法>

  • リバースグラフィティー
  • ビジュアルアタック
  • リキッドロゴ
  • ヴィジュアルキッドナッピング
  • サブバータイジング
  • エクスティングイッシャー
  • ステンシル

上記の手法はアーティストによって名前が変わることもあります。

中にはアーティスト自身が作った造語もあります。

目次

リバースグラフィティ

https://en.wikipedia.org/wiki/Moose_(graffiti_artist)

リバースグラフィティーは、壁や地面の汚れを高圧洗浄機などを使い、部分的に清掃して、そのきれいになった部分で 絵や文字を浮かび上がらせる手法です。

リバースグラフィティの特徴は、スプレーペイントなどを使わずに、高圧洗浄機やブラシで汚れを取り除くことでアートを作り出す点です。

リバースグラフィティで有名なアーティスト「Moose

https://inhabitat.com/reverse-graffiti-san-francisco/?_

リバースグラフィティの先駆者として最も有名なアーティストが、イギリス出身のMooseです。

彼は、環境に優しいアートの手法としてリバースグラフィティを1990年代に始めました。

特に、ロンドンやサンフランシスコの街中で、汚れた壁を部分的に清掃することで、美しいパターンやデザインを作り出す作品が有名です。彼は、商業広告の依頼を受けることもあり、この手法を用いて持続可能な形での宣伝活動も行っています。

Mooseの本名は「ポール・カーティス」で商業アーティストでもあり、 Xboxスミノフなどの企業の広告を制作していました。

ビジュアル・キッドナッピング

「ビジュアル・キッドナッピング(Visual Kidnapping)」は、広告の一部を切り取り、企業に対して「身代金」を要求するというアートパフォーマンスです。

>>実際に行われたビ中あるキッドナッピングについてはこちら
(実際の画像あり)

ビジュアルキッドナッピングを行ったグラフィティーアーティスト

ZEVSがビジュアルキッドナッピングを行い話題になりました。

ビジュアルキッドナッピングはZEVSが作り出した手法と言っていいでしょう。

ZEVS自身も1度しか行っていません。

▼ZEVSについて知りたい方はこちら

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ビジュアルアタック

https://www.facebook.com/Zevs.official.page/posts/visual-attack-hmcold-case-2001/2982137668554452/
https://www.facebook.com/Zevs.official.page/posts/visual-attack-hmcold-case-2001/2982137668554452/

「ビジュアルアタック」は、広告やブランドのイメージを破壊する手法です。広告の一部を加工し、ブランドが消費者に与える視覚的な影響を逆転させます。

例えば、広告のモデルが撃たれたように見えるペイントを施すことで、広告のメッセージを崩壊させ、消費社会への批判を表現します。

この手法は、ブランドが持つ支配的な力を視覚的に解体し、広告のもつ意味を問い直すものです。短く言えば、広告を「攻撃」することで、その商業的な力を弱める表現方法です。

リキッド・ロゴ

引用元:https://www.dna.gallery/prints/coca-cola-zevs

 「リキッド・ロゴ(Liquidated Logos)」は、世界中のブランドロゴをドリップさせたようなデザインです。

リキッド・ロゴは消費社会や資本主義への痛烈な批判を表しています。

リキッドロゴで知られるアーティスト

ZEVSがリキッドロゴで有名です。

過去にCHANEL、Apple、supremeなど様々なロゴを変化させています。

サブバータイジング

「サブバータイジング(Subvertising)」は、広告(advertising)と「転覆する」(subvert)を組み合わせた造語です。

この手法は、既存の広告や看板などの商業メッセージを批判的に改変し、社会的・政治的メッセージを伝えることを目的としています。

サブバータイジングは、消費主義や企業の影響力に対する反対や風刺として広く使われ、ストリートアートの一環として行われることが多いです。

ユーモア的な要素も強く一般市民にはウケが良い場合もあります。

サブバータイジングの目的

サブバータイジングを通じて、社会的・政治的なメッセージを広めることが目的のひとつです。

  • 環境問題
  • 労働者の権利
  • 消費社会への批判
  • 反戦運動
  • ジェンダー平等
    など

上記のように様々なテーマが扱われます。

この手法により、広告に隠れた意味や企業の活動に対して批判的な視点を提示します。

サブバータイジングの手法を使ったアーティスト

  • ロン・イングリッシュ
  • KAWS
  • バンクシー
  • アドバスターズ
    など

サブバータイジングでもっとも有名なアーティストは「ロン・イングリッシュ」です。

▼ロン・イングリッシュを紹介した記事
>>ロンイングリッシュとは?

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オリジナルキャラクターで有名なKAWSもサブバータイジングの手法を使うアーティストです。

▼KAWSを紹介した記事はこちら
>>KAWSとは?キャラクターの名前や意外な経験を紹介

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エクスティングイッシャー

アート性は低いとされています。

アートというより破壊行為に近いヴァンダリズム要素が強い手法です。

消化器のような特殊なツールを使い強い勢いでメッセージやライターネームを残します。

エクスティングイッシャーで有名なアーティスト

KIDLUT

KIDULTはストリートの問題児とも言われるグラフィティーライターです。

ブランドの店舗の壁に容赦無くメッセージを残します。

ステンシル

ステンシルアートとは、型紙(ステンシル)を使ってデザインや文字を表現する手法です。

型紙の気づかれた部分にスプレーや絵の具を吹き付けたり塗ったりすることで、その形が転写されますこの方法は、デザインを正確に再現できるため、同じ絵柄を何度も繰り返し描くことが可能です。

ステンシルアートで有名なストリートアーティスト

バンクシー以外にも多くのアーティストがステンシルアートを活用しています。特に、ストリートアートの世界では様々なアーティストがこの技法を駆使しています。以下にいくつかの有名なアーティストを紹介します。

ロームカウチ(RoamCouch

岐阜県出身の世界的リートアーティストです。

ステンシルの技術の高さや独自のスタイルを海外でも高く評価されています。

▼ロームカウチについて詳しくはこちら
>>RoamCouchの海外での活躍や有名になった要因

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ブレック・レザム (Blek le Rat)

フランスのアーティストで、バンクシーにも影響を与えたとされるステンシルアートの先駆者です。彼の作品は、政治的・社会的メッセージを込めたものが多く、特にネズミのモチーフがよく知られています。ネズミは「自由」と「市民の象徴」として彼の作品に頻繁に登場します。

C215

フランスを拠点とするアーティストで、本名はクリスチャン・ゲミー (Christian Guémy) です。彼のステンシル作品は、主に路上生活者や子供、老人、動物など、社会の中で見過ごされがちな人々やテーマを描いています。非常に細かいディテールと色彩豊かな表現が特徴です。

最後に

今回の記事で紹介したようにグラフィティやストリートアートには様々な手法があることがわかります。

中でも話題になったり評価されているアーティストは手法が珍しいだけでなく、ユーモアがありクオリティが高いことが多いです。

ストリートは完全なる実力主義です。共感を生むメッセージや面白いと思ってもらえるユーモア、芸術性がなければ評価されません。

あなたはどの手法が面白いと思いますか?よければコメントしてください。

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