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バリー・マッギーが有名になったきっけは?東京、庚申道架道橋の壁画の作者を紹介!

グラフィティ出身で、現在では世界各国で大規模展覧会が行われるバリー・マッギー。

まさに『ストリートから美術館へ』を体現しているアーティストであり、彼の作品には多くのファンがいます。

当記事では、そんなバリー・マッギーの魅力にとことん迫っていきたいと思います。

ぜひ最後までご覧ください。

目次

バリー・マッギーのプロフィール


引用:https://images.benchmarkemail.com/client500363/image10284692.jpeg

アーティスト名Barry McGee
(バリー・マッギー)
出身カリフォルニア州サンフランシスコ
生年月日1996年
SNSアカウント
Webサイト
ショップリンクBarry McGee|バリー・マッギー – Satellite (ocnk.net)


サンフランシスコ出身のバリー・マッギーは、現代アートシーンで活躍するアーティストです。

「TWIST」というタグネームでも知られています。

バリー・マッギーの代表的なキャラクター「憂鬱そうな男の顔」


数々の作品を生み出しているバリー・マッギー。

その作品には度々『憂鬱そうな男の顔』のアイコンが登場します。

ユーモア溢れるキャラクターですが、その裏にはストリートが持つ不安・経済格差・人種差別などへの反発意識が込められています。

コミックブックやストリートカルチャーの影響を色濃く反映しており、漫画や戯画のようなスタイルで描かれている事が多いです。

引用:http://www.watarium.co.jp/exhibition/0706_mcgee/0706_mcgee_top.jpg

バリー・マッギーの代表的な作品


バリー・マッギーの作品は無題のものが多いです。

ここでは、特徴的なものをいくつかご紹介します。

こちらはバリー・マッギーの初期の作品で、ベイエリアのストリートに描かれたグラフィティです。

引用:https://p-art-online.com/wp-content/uploads/2024/03/download-1.jpeg

続いてこちらはワタリウム美術館の向かいにあった建物に、キース・ヘリングとバリー・マッギーが描いたもの。

1階部分に『憂鬱そうな男の顔』が描かれていますね。



引用:https://bt.imgix.net/magazine/15563/content/34.jpg?auto=format&fm=jpg&w=1920&h=1080&fit=max&v=0

バリー・マッギーが有名になったのはいつ頃?

バリー・マッギーが有名になったのは、1990年代初頭、サンフランシスコのストリートアートシーンを中心に活動していた時期です。当時、彼は「TWIST」というタグネームで知られ、グラフィティスタイルで注目を集めました。

その後、1990年代後半から2000年代にかけて、マッギーはギャラリーや美術館でも活動を広げ、ストリートアートをギャラリーアートに結びつけるパイオニアとなります。

1998年にはサンフランシスコ近代美術館での巨大な壁画制作が高く評価され、パーマネント・コレクションに選ばれました。同年、ウォーカーアートセンター(アメリカ)で初の個展を開催し、その後もアメリカやヨーロッパ、日本など世界各地で個展を行い、ストリートアートの枠を超えた現代美術作家としての地位を確立しました。

2001年以降、彼の作品の市場価値は大幅に上昇しています。

その結果、サンフランシスコのストリートアートの多くが盗まれるという事態にまで発展したのです。

バリーマッギーが日本で有名になったのはいつ?

バリーマッギーは2007年にワタリウム美術館で日本初個展を開催しました。

この個展をきっかけに日本のアート界で広く認知されるようになり、日本での知名度が大きく上がりました。

バリー・マッギーのストリートアートは日本で見れる?

バリー・マッギーのストリートアートは日本でも見ることが可能です。

場所は東京都渋谷区にある庚申道架道橋。



ここには、幅16m高さ3.5mの大型壁画が描かれています。

これは「渋谷アロープロジェクト」の一環として描かれたもので、災害時の一時避難場所と避難経路を周知するための作品なのです。

カラフルでポップで一見可愛いが全面に表れているように感じます。しかし『憂鬱そうな男の顔』が目に入ると、少しちぐはぐなイメージも受けませんか?このちぐはぐさは、いまなおストリートアートも大事にするバリー・マッギーならではであるように思うのです。見れば見るほどどこか気になる、、、筆者にとってはそんな不思議な作品です。

バリー・マッギー|シブヤ・アロープロジェクト – Google マップ

Barry McGee(バリーマッギー)のストリートアートはどこで見れる?

  • アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコ
  • アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス
  • アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク市
  • アメリカフロリダ州マイアミ
  • イギリス・ロンドン
  • ドイツ・ベルリン
  • スペイン・バルセロナ
  • オーストラリア・メルボルン
  • 日本・東京
  • ブラジル・サンパウロ


特に有名なのは、先に紹介した庚申道架道橋の壁画ではないでしょうか。


引用:https://images.ctfassets.net/j05yk38inose/22XsYRt0nEoPnd63XD0Hzk/

バリーマッギーの作品を所蔵している美術館

  • ニューヨーク近代美術館「MoMA」(ニューヨーク州ニューヨーク)
  • サンフランシスコ近代美術館「SFMOM」(カリフォルニア州サンフランシスコ)
  • バークレー・アート・ミュージアム&パシフィック・フィルム・アーカイブ(カリフォルニア州バークレー)
  • ウォーカー・アート・センター(ミネソタ州ミネアポリス)
  • ニュー・アート・ギャラリー(イギリス・ウォルソール)
  • フォンダツィオーネ・プラダ(イタリア・ヴェネツィア)

MoMAにはキースヘリングやジャン=ミシェル・バスキアなどの作品も所蔵されています。

バリーマッギー映画出演

『Beautiful Losers』(2008年)という、ドキュメンタリー映画に出演しています。

こちらの作品はバリーマッギーの元奥さん「マーガレットキルがレン」も出演しています。

『Beautiful Losers』のDVDは貴重な映像として現在プレ値で取引されています。

バリー・マッギーインタビュー一覧

インタビュー記事

まとめ

いかがでしたでしょうか?

バリーマッギーはその作品だけでなく、ストリートアートから現代アートシーンへ、という部分もまた魅力の1つではないでしょうか。

少しでも興味を持っていただければ幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

参考:
バリー・マッギーの大型壁画が渋谷の高架下に出現。アートで防災を伝えるシブヤ・アロープロジェクト|Tokyo Art Beat

【バリー・マッギー(Twist)】渋谷にできた壁画の場所や、有名な作品の特徴など – P.Art.Online (p-art-online.com)

バリー・マッギーがやってきた!——個展「ポテト・サック・ボディ」@ペロタン東京(〜3/28)|ヒルズライフ HILLS LIFE

キース・ヘリングの壁画はどこへ? 35年の歴史に幕|美術手帖 (bijutsutecho.com)

グラフィティアーティストのBarry McGee(バリー・マッギー)|世界のストリートカルチャーを紹介するウェブジン – ストリートスタイル (st-style.com)

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